先日このようなツイートをしたところ、多くの反響をいただいた。
https://twitter.com/jleague_love2/status/1635267284049727498
140文字程度で伝えたいことの総意を伝えられたとは思わないが、大体のニュアンスを汲み取って同じような思いをしてくれた人が多かったようだ。
このツイートをすることになった背景に、とある東京の青赤のチームのサポーターの発信が関係している。
かなり反響を呼んでいたツイートだったので目を通した人も多いだろうが、改めて記しておくとこんな内容だった。
私のツイッターを見ている限り、憤怒の嵐で東京ヴェルディサポーターの怒りのツイートが散見していたし、私も「川を挟んだところにもっと強いクラブがあるけど?」と顔を真っ赤にして反論しようとした。
しかし、同じ土俵に乗ってしまうようなことはせず、まずは冷静になってよく考えたところ、この発言をした方を「可哀想だな」と感じるようになった。
というのも、この発言をするということは、言葉の裏側に「J1だからいい、J2だから悪い」というような、カテゴリでしか物事の良し悪しを測ることができないという思惑が透けて見えるからだ。
私は暇さえあれば近くでやっているサッカーを観戦しにいくようなタチだが、J1だろうが、J2だろうが、J3だろうが、地方リーグだろうが、女子サッカーだろうが、国外のサッカークラブだろうが、そのチームが持つ独自の文化や哲学は、何にも変え難いほど美しい。
そのため、ディビジョンという極めて表面的な指標で優劣をつける発言には個人的にも思うところはあり、強い憤りを感じた。
さて、ここからが本題になる。
この言葉は、先ほどのように頓珍漢なことを発信しているような人間を見てそう思った。
なぜサッカー好きはサッカー以外の趣味を作った方がいいのか、の私なりの結論は2つ。
それぞれを解説してみよう。
1)サッカー以外の趣味を持つことで視野を広げる
私は視野が広がると選択肢が増える。選択肢が広がると余裕ができる。余裕ができると頓珍漢な発言は減るという考え方をしている。
サッカーファンは良くも悪くもサッカーに夢中で一筋な人が多い。サッカーに夢中で、サッカーに熱心なことは素晴らしいと思う。ただ、その反面で他のエンターテイメントを知らない人も多いのではないかとも思う。
サッカー観戦は世間的に見ると、どちらかといえばマイナーな趣味だ。ちなみに、それは最近話題になったnoteでも同様の話題が語られている。
極端に言えば、マイナーな趣味や楽しみ方しか知らないサポーターたちが「サポーターを増やすためにどうすればいいのか考える」などと言って盛り上がっている姿も少なからず見られる。
だが、野球やバスケ、その他のプロスポーツなどの横の繋がりや、音楽ライブやアイドルライブなどの別軸のエンターテイメントに触れて視野を広げてみて、それらから良いところを盗んでいくべきではないかと思う。
また、そのようにポジティブな面だけではなく、色々なものを目にして視野が広がることで、自分の好きなものをあげるために何かを下げたり、自分に興味のない分野だからと簡単にその界隈の人たちにとって不快にさせてしまうような言葉を発信することが無くなるかもしれない。
2)サッカー以外の趣味を持つことで解像度を上げる
解像度というのは、物事を見るときに細かいところまで見ることができることを指す。例えば、写真の画質が高いと、細かいところまでクッキリと見ることができるように。
同じように、サッカー以外の趣味を持つことで、物事をより深く、細かく見ることができるようになる。音楽が好きな人は、曲の構成や歌詞の意味など、より深い部分まで楽しむことができるように。
この解像度を上げることができる能力は、サッカーを含むあらゆる分野において役立つ。サッカー観戦もより深い理解や洞察を得ることができるようになるし、ビジネスや人間関係などでも、より細かいところまで見ることができるため、より良い判断ができるようになります。
つまり、サッカー以外の趣味を持つことで、自分自身がより豊かな人間になれる可能性があるということだ。
終わりに
サッカー好きであることは素晴らしいが、それにとらわれずに他の趣味やエンターテイメントに触れることで、視野を広げ、解像度を上げることができる。それによって、自分自身がより豊かな人間になり、頓珍漢な発言を減らすことができるかもしれない。
また、サッカー以外の趣味やエンターテイメントを通じて、様々な文化や哲学に触れることで、自分自身の人生にも多大な影響を与えることができるはずだ。サッカー好きであっても、他の趣味やエンターテイメントにも積極的に取り組み、より豊かな人生を楽しみましょう。