帰りの夜行バスに乗っていて時間もあるので、気持ちが新鮮なうちに感想をつらつらと書いてみようと思います。
スマホからブログを書くのは初めてなのでテストの意味合いでも!
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大型補強を敢行、新監督も迎えてのファーストゲーム。個人的には期待をしていた部分も多かったのですが、結果はなんとも残念なことに😔
楠瀬監督の就任インタビューでは「この開幕戦の最初の15分が勝負」と語っていたように、この試合の重要度の高さが伺えます。チームの目標であるリーグ連覇、そしてカップ戦も含めた国内三冠を狙うにあたって絶対に落としたくない試合でした。
また個人的な感想として、WEリーグ開幕から一度もINACを相手にリーグ戦で勝利できていないこと、そして先日のクラブユースでメニーナがやられた借りを返したい意味でもめちゃくちゃ勝って欲しい試合でした😞

スタートのフォーメーションは3-4-1-2。個人的には4バックで行くものと思っていたので驚きましたが、INACは前線にスピードのある吉田莉胡を起用してくる可能性は高かったこともあり、裏のスペースをカバーできる選手を置きたい意図だったのかなと。
後ろの3枚の配置は右から土光、松村、松田。中盤に菅野、隅田。1.5列目に塩越。サイドを務めるのは右に青木、左に北村。2トップには山本、ダネル。GKは野田。
試合序盤からペースを握ったのはベレーザでした。昨季までの「私たちの名将」こと松田監督が指揮を執るチームとは若干攻め方が変わっていました。
昨季まではサイドを中心に枚数をかけて前進し、アタッキングサードに入ってからはクロスを上げるもよし、カットインして打ってもよしといった具合にサイドを中心に攻撃を組み立てていました。
楠瀬ベレーザではサイドはあくまで経由地点。サイドにボールを出すのは相手の守備陣形を広げるためと割り切っているように見えました。北村や青木が幅を取ってボールを受けた後には、トップ下の塩越やトップの山本が空いたスペースを使いながら、より相手ゴールに近い位置でボールを触る機会を増やしていました。
実際にそのスペースを使いながら決定機も作りましたが、ラストパスに対してダネルがなかなか足元に収まりきらず。シュート能力は高いだけにボールコントロールで勿体なさを感じるプレーが続きました。
個人的にはシュートにおける枠内へ飛ばせる精度の高さやパワーこそダネルの方が上かもしれませんが、樋渡をスタメンから外してまで起用した理由が理解し難かったかなと。
実際にトレーニングを見ているわけではないので何とも言えませんが、攻撃では背負っても、裏に抜けても一定の仕事ができる上、守備では前線からきちんと走ってプレスをかけられます。そのため、今日のような3バックに対しての2トップでのプレスのシチュエーションでも、後ろが楽できる展開は作れたのではないかと感じました。
少なくとも70分まで引っ張り続ける意図は、ちょっと納得はできなかったかなと……。🤔
そして、この試合で一番課題だったのは守備の面でした。「シーズン開幕戦でいきなりチームビルド中の3強を当てるな」みたいな話は何度か呟きましたが、良い面だけに絞って考えるとチームビルドにおける穴を把握できたところはあります。
特に今回の3バックは考えものでしたね。
INACが後ろの3枚(+GK)でビルドアップをしてるシチュエーション。ベレーザは3枚のCBに対して2トップでプレスをかけ、相手アンカーには塩越がマーク。相手WBにボールが出たタイミングでは、ボールサイドのWBが出てきて対応。
するとWBが出てきたスペースに長いボールを通されて、一撃で前を向いた状態でアタッキングサードに侵入されてしまうパターンが一つ。
またINACの3枚の中盤のうち、インサイドハーフの選手が1列降りてきた時に誰が付いていくのかが曖昧になり、組み立て部分で相手を自由にさせすぎてしまって危険なスペースにやすやすと侵入を許すパターンがありました。
ボールの出どころを潰すのか、あるいは出た先に人数をかけるか、どちらが正しいかは結果論でしか語れません。裏に出たボールを野田しかり村松が身を投げ出して防いで失点に繋がらなかったシーンもあるとはいえ、後ろの枚数を減らして積極的にボールの出し手を潰しに行くサッカーを見てみたいなとは思いました。
話は進み、後半にはペースと流れを掴まれて、どうにかテコ入れのためにと山本柚月をサイドに回してFWを投入したタイミングで、サイドの裏のスペースを大きく使われたところから失点。
1失点後もなんとか気持ちを切らさずに攻め続け、特にサイドに回った山本柚月を中心にサイドからの突破でアタッキングサードに進入して危険なボールを供給し続けましたが、吉田莉胡に見事なゴールを叩き込まれて気持ちが切れてしまいました。
樋渡が入ってからは持ち前のスピードを活かしてシュートシチュエーションに持ち込むシーンは何度かあり、松永未夢も持ち前のドリブルで(ケガは大丈夫?)なんとか攻撃を重ねますが大熊茜の壁は大きかった……😨
今回ばっかりはチームの完成度もまだまだ低く、終わってしまったものは仕方ないので、今回の敗戦を受けてどう修正するかに全力でシフトチェンジして欲しいところです。