・皆さん、U-20女子W杯見てますか?私は見てます。
・いままで国際大会の試合って、鼻歌を歌いながら軽い気持ちで見ていたのですが、今回ばかりはベレーザの選手たちが大量に選出されていて、その子らの頑張りを応援したくてリアルタイムで試合を見ています!
・(チームの方がメンバーが足りなくて高校生を公式戦に出場させるファイアー人材不足が発生していて、鬱憤を晴らすために見始めたら面白かった、とかの理由じゃないです)
・いや、正直思ってる数倍面白いです。応援してるチームの選手が主力としてガッツリ試合に出ている国際大会って面白すぎますね。
・いままでへっぽこJクラブしか応援してなかったので(東京ヴェルディのことではないです、生まれ故郷のサッカーチームの話です)、応援してるチームの選手が代表で活躍する、という経験をしたことがなかったんですよね。
・所属チームと代表とで任される役割が違ったり、逆にチームで出してた良さを代表でも出せてたりと、コンテキストが蓄積されている分、解像度高く試合を見られるのがいいです。
・一応、ここまで2試合のスタメンもメモ。
9/6 vs ニュージーランド(2-1)
GK:岩崎有波
DF:原ひばり/太田美月/佐野杏花/鈴木温子
MF:古田麻子/樋口梨花/福島望愛/眞城美春/栗本悠加/中村心乃葉
9/9 vs アメリカ(2-2)
GK:岩崎有波
DF:青木夕菜/朝生珠実/鈴木温子/佐野杏花
MF:本田悠良/古田麻子/福島望愛/眞城美春/栗本悠加
FW:田子夏海
※ポジション表記はJFA公式記録準拠。
・例えばこんなの(何を思ったのかとかすぐ忘れちゃうので、極力メモとしてツイートするようにしてる)
・本当にたまちゃんのCB起用、めちゃくちゃ良かったですよね。僕は凄く感動しました。
・と同時に、国際大会であのパフォーマンスをやれるたまちゃんをベレーザではボランチやサイドバックで使うの、正直めちゃくちゃもったいないと思ったり。。。あれだけプレス耐性があって、アメリカの足の速い選手が詰め寄ってきても動じることなくロングキックも蹴れて、縦にも刺せて、我慢してシュートにも対応できる左利きの逸材はちゃんとCBとして育ててあげてほしい、という気持ちが芽生えてしまいます。
・いまカツオ&夕菜ちゃんでCBコンビ組んでるのって、結局いまベレーザは裏にボカボカ蹴られまくるサッカーをされちゃうので、その裏のスペースを幅広くカバーできる走力と守備力を持ってる夕菜ちゃんチョイスだとは思うんですけど、夕菜ちゃんがあまりにもなんでも出来てしまうもので、CBとして使うよりもサイドバックとして自由にプレーさせてあげて、アメリカ代表相手にもCBとしてかなりやれていたたまちゃんが中に入れば全体うまく回りそうだなー、なんて思って見てました。
・あとこれもか↓
・眞城美春というスーパープレイヤーの使い方って、どの監督もまだ最適解を出せてないような気がします。やはりピッチの上で〝決断〟を下せる選手で、特にメニーナ出身の選手たちは眞城に預けて彼女の判断に合わせて動いているようにも見えるほど、絶大な信頼とピッチ上での影響力を持っている選手だと思っています。
・代表で見ていても、相手を押し込めている時間帯では左の眞城がかなり良くなるんですけど、逆に押し込まれてカウンター気味の展開が増えてくると、アタッカーとしてサイドに置いておくには少し物足りなさを感じる場面もありました。
・もちろん眞城自身が悪いというより、この選手の良さって「とにかく速く前へ行く」とか「1対1で相手を抜く」というところだけではなくて、ボールを触りながら周囲を見て、この攻撃をどこへ持っていくのかを決断するところにあると思うんですよね。
・なので個人的には、やっぱり眞城はボランチなり中盤の位置でもっと頻繁にボールを触らせて、チームの攻撃の方向性を決断することに専念させた方が面白いんじゃないかなー、とは思いました。前線に置くと、眞城の判断力を使える回数そのものが減ってしまう感じがあります。
・そして松永未夢。やっぱ松永すげーっすね。この年代相手だとちょっと敵なしというか、今回見た中でも一番「次なにしてくれるんだろう」と思わせるプレーをしていた選手かもしれません。ボールを持ったら普通に相手をチンチンにしていくし、そもそもボールを取られる気配があんまりない。
・ただ、松永の凄さって単純にドリブルで相手を抜けることだけじゃなくて、ベレーザで見ている時からそうなんですけど、「いま自分に相手の視線とマークが集まってるな」ということを自覚したうえで、それを味方のために利用できるところだと思うんですよね。
・自分に何人か引きつけておいて、空いた味方をフリーにして、最後はその選手にゴールを決めさせる。印象に残ってるのが2025年4月の広島戦で、試合終盤に北村菜々美が決めたゴールをアシストした場面なんですけど、あれも自分が相手を引きつける力をそのまま味方の得点につなげたプレーだったと思います。
・ドリブルで1枚剥がせるだけでも十分怖いのに、「こいつに行かなきゃ」と相手が寄ってきたら、今度は空いた味方を使える。自分が警戒されていること自体を武器にできるので、その分さらにプレーの幅が広がってるんだろうなと思います。
・あと青木夕菜もうまかったですね。実は世代的には2つ下になると思うんですけど、足が速いので裏を取られてもある程度安心感があるというか。それでいてボールに飛び込まず、相手が次に何をするかをじっくり見てから対応しようとしていて、判断ミスもかなり少ない。改めてスーパーガールだなという感じでした。
・アメリカ戦ではタッチライン際のプレーがちょっとアンラッキーな形で相手ボールになったりする場面もあって、「若干コンディション悪いのかな?」と思うところはありました。ただ、それでも相変わらずプレーの判断はシンプルで、無理に難しいことをせず処理していく感じはさすがでした。
・ここからはベレーザ関係なく、今回見ていて「この選手いいなー」と思った人たち。
・まず岩崎有波。めちゃくちゃいい。特にアメリカ戦が印象深くて、相手がアメリカでも全然臆せずプレーしていたのがすごかったです。キーパーとしてプレーできる範囲も広いし、裏に抜けられた時の飛び出しのタイミングもミスが少なくて、判断もかなり良かったと思います。処理ミスもほとんどなかった印象。
・アメリカ戦の1失点目、最終的には鈴木温子のオウンゴールになった場面だけは、GKとしてあそこまで飛び出したなら何かしら触ってほしかったな、とはちょっと思ったものの、それ以外はかなり良かったです。まああれについても相当難しいプレーだったとは思うので、しゃーないレベルかなという感じ。
・個人的にかなり良かったのが古田麻子。この子すごい。ボランチで起用されていて、最近あまり見ないタイプというか、意外とかなり走る選手なんですよね。ダイナモって言ったらいいのかな、とにかく動き回るタイプのボランチで、攻守にわたっての貢献がえげつない。
・攻撃でも結構思い切りがあって、ハーフスペースに入ってから迷わず足を振り抜いた場面なんかはかなり印象に残りました。走り回って守備で効くだけではなく、ちゃんとミドルまで狙える選手なんだなーというのも面白かったです。
・あと髪めっちゃ長いので、プレー中邪魔じゃないのかなとずっと気になってます。
・世代別代表を全然見てなかったのがバレるんですけど、福島望愛ちゃんもすごかったですね。初戦は前線の中央あたりでプレーする時間が長くて、前線で足元にボールを受けてしっかりタメを作って、そこから攻撃陣を押し上げたり、自分で動き回ってスペースを作ったり、とにかく色々な仕事をしていました。
・2戦目ではトップ下気味に見えましたけど、個人的には初戦で前線の中央にいた時の方が面白みを感じたかなーという気がします。ゴール前で待つだけのタイプではなくて、前線の基準点になりながら色々できるところがすごく良かった。
・で、2戦目にトップで出ていた田子夏海もすごかったですね。国内で見ていてもそういう印象はありましたけど、国際大会に出るとより輝くタイプなんだなと思いました。身体が一回り違うアメリカの選手を相手にしても普通にバチバチ競りに行くし、あのメンタリティの強さはかなり抜けてる。アメリカ戦で追いつく同点弾を決めたのも素晴らしかったです。
・ただ個人的にちょっと気になったのは、こういうストライカーあるあるなのか、後半になると試合にちょっと飽きちゃうような感じがあるところ。ダレた展開が続くと少し試合から離れていくというか。なんとなく大久保嘉人っぽさを感じてしまいました。さすがセレッソの選手、みたいな印象を勝手に覚えています。
・福島と田子が2トップみたいな形になっていた時間も面白かったんですけど、この2人とも守備がめちゃくちゃうまい。3バックに対して2枚でプレスをかける時の受け渡しがすごく綺麗でした。
・で、相手がボランチに逃がした瞬間には、そこへ迷いなく古田麻子が一列上がって潰しに行く。あの2トップ+古田の連動はかなり綺麗でした。「はい、そこに出したら次はこの人が行きます」みたいな美しいプレスのスライド、久しぶりに見た気がします。
・栗本悠加もめちゃくちゃうまいですね。この子、セレッソのアカデミー出身だったんですね。セレッソのアカデミーって、なんか定期的に「明らかに一個抜けてるな」みたいな選手が出てくる印象があって、育成どうなってるんだろうと思いながら見ています。
・栗本についてはNZ戦で見た時の印象がかなり良かったです。右サイドに原ひばりがいて、その原を使いながら自分がカットインしたり、縦関係で入れ替わったりしながら崩していく形がすごく良かった。SBとの関係性がかなりうまくできていた印象があります。
・日本が相手を押し込めている時間帯になると、右の栗本、左の眞城がかなり良くなるんですよね。特に栗本は引いた相手に対してもドリブルで1枚、場合によっては2枚剥がせるので、狭いところでも自分で局面を動かせるのがかなりいい。
・栗本をスタートで使って、後半に松永をジョーカーとして入れる運用もかなり良さそうに見えました。栗本が右で安定して試合を作って、相手が少し疲れてきたところに松永をぶつける。松永は「来る」と分かっていても止められない感じがあるので、相手からしたらあの交代はだいぶ嫌そう。
・あとちょっと気になったのが本田悠良。なんでボランチっぽい位置だったんだろう?というのは結構思いました。自分の中ではもう少しサイド寄りでプレーする選手という印象があったので、中央に置いた意図が正直あまり分からなかったです。
・しかも試合の中で、本田がボールを触る回数そのものがそこまで多くなかったように見えたんですよね。ただ、いざボールが入った時のプレーはやっぱりめちゃくちゃうまい。狭いところでも普通に相手に取られないし、技術の高さはかなり分かりやすい。
・それだけに、あれだけうまい選手を中盤の中央に置いているのに本人がボールを引き出せず、周りからもなかなかパスを入れてもらえず、極端にタッチ数が減っているのはちょっともったいないなーという印象でした。
・個人的には、ここは眞城と役割を入れ替えても面白いんじゃないかなと思いました。眞城は中央でボールをたくさん触って攻撃の方向性を決める。本田はもう少し前や外側でボールを受けて、あの技術を生かす。そっちの方がそれぞれの良さが出そうな気もするんですけど、どうなんでしょうね。
・あとはCB陣。1戦目はそこまで攻め込まれる場面が多くなかったので、個人的にはそこまで強い印象は残っていないんですけど、2戦目のアメリカ戦では佐野杏花の配球が若干気になったかなー、という感じでした。
・アメリカのプレスが速くてかなり早い段階で囲まれていた影響も大きいとは思うんですけど、自分で次のプレーを決断するまでに少し時間がかかっているように見えて、その状況でロングボールに逃げると結局その先で詰まってしまう場面もあった印象。
・ただ、ここは役割分担みたいなところもあったのかなと思っていて、佐野が無理して自分で前進させるより、さっさと青木夕菜へ預けて、そこから夕菜のガン決まりの縦パスで一気に前進する形は何度か良かった気がします。
・一方で佐野は守備では対面のところをかなりしっかり止めていたので、そこを評価されての起用だったのかな、とも思いました。配球については少し気になったものの、守備面まで含めればそういう役割だったのかもしれません。
・という感じで、まだグループステージ2試合しか見てないのに思ったよりめちゃくちゃ書くことありました。
・普段ベレーザで見てる選手について「代表だとここで使うのかー」と考えるのも面白いし、古田、福島、栗本みたいに今まであんまりちゃんと見てなかった選手を知れるのも面白い。
・とりあえず今後も試合を見ながら、その時思ったことは忘れる前にちょこちょこ残していこうと思います。