26/27 クラシエカップ4節 vsC大阪 感想

・またしても、現地に行けなかった試合でいい試合をするベレーザさん(汗)

・なんで????????

・私が行かないとサッカー上手くなる?????????

・さすがに「日曜日18時KO」「大阪開催」「カップ戦」という、行けない理由を探した方が簡単なアウェイについて、ついに〝諦める〟という選択肢を選ぶようになってしまいました。

・現地至上主義という極端思想を持っているのでこの判断には迷いましたが、全ての試合に足を運ぶフェーズはもう3〜4年やってきて、全スタジアム3〜4回以上巡ったのでそろそろ終わりにしてもいいかなというお気持ちになってきました。

・(ちなみに、何回行ってもいいなあ、となるアウェイゲームは、長野と新潟です!個人的には仙台も嫌いじゃない)

・という訳で、おうちでソファーに座って久しぶりにじっくり腰を据えて試合を見たわけですが、いわゆるドパガキである私にとって、お家観戦をしていたら途中でピザを作ってお金儲けをするゲームを始めてしまって夢中になってしまったり、いかんいかんと試合に目を戻したのもつかの間、お酒作りにいかないと、と席を外してしまったりで大慌てな訳で、スタジアムにいないとほんと集中できなかったなあ、というのが第一の感想です。

・あとほぼ全てを現地観戦していて、急にお家観戦に切り替えて思うことなんですけど、試合観戦体験における試合時間のウェイトの違いがあるなあというのを思いました。

・言い方が難しいですが、アウェイ遠征って家を出てから帰ってくるまで、基本的に私は日帰り旅行をしているので朝5時とかに家を出て、夜中23時とかに帰ってくるので、18時間くらい楽しいわけじゃないですか。

・でもおうち観戦になると、途端に2時間ぐらいしか楽しめないじゃないですか。

・しかし、新幹線のチケットちゃんと持ってるよね、とか、うわ〜せっかくこの地方にきたならこれ食べとく!?とかそういう脳みそのストレートにくる刺激みたいなものがある訳ですが、お家観戦だとそれがありません。

・つまり、何がいいたいかというと、私たち夫婦(夫婦と言っていますが、僕だけかもわかりません)は単なる〝遠征ジャンキー〟である可能性が考えられますね。

・せっかくなので与太話ですが、昨日は大阪に行けなかった分も兼ねてショッピングセンターに行ってました。そこで中高生くらいの子たちが、自分たちでやった理科の研究を模造紙にまとめて発表するイベントをやっていて、これが思いのほか面白かったんですよね。

・研究を始めたきっかけもそれぞれで、「学校に貼ってあった研究結果を見て、それってマジ?と思って自分たちでも試してみた(意訳)」という子らもいれば、「水辺の鳥が飛び立つ前に一匹が首を振ると群れ全体が飛び立つけど、これって非言語コミュニケーションなのでは?」みたいなところから研究を始めている子もいて、世の中ドーパミンをドバドバ出して喜んでいるドパガキばかりではないんだなあと感心していました。

・学生の頃はこういう発表を見ても「何がおもろいんや」と思っていた気がするんですが、大人になって見ると結構面白い。身近な疑問から仮説を立てて、実際に確かめて、その結果からまた考える、みたいなことを小さい頃からやるのって素晴らしいよなあと、自分のドパガキっぷりを反省しながら見ていました(笑)

・………………あ、これって土日にあったことの日記を書き出す場所じゃなかったですっけ?

・という冗談はさておいて、試合の話に入りましょう。

・スーパーウルトラグレートビッグWIN

・一応前節の試合感想の最後に「次のセレッソ戦が大事やぞ」と書いた気がするのですが、あっけにとられるほどの完勝でたまげてしまいました。しかも内容も素晴らしいという……😢

・ここ数試合何回も書いてましたが、4バックにしてからというもの、前に圧をかければええやんけ💡と気づいた相手チームがジャンジャン前からプレスに来て、前に大きく蹴るしか策がないし、前に大きく蹴っても裏に抜けられる選手がいないという、実にしんどい内容になっていたと外から思って見ていました。が、最初から3バックを採用したことで、いろいろな悩みが一気に改善に向かったような気がします。

・3バックにして好転したように思えること

①青木が動きやすくなった

・いままで4バックのCBとして出ていて、なかなか動きづらく、彼女の強みの一つである広い視野で縦のコースが見えているのにも関わらずロスト時のリスクを考えてなかなか積極的になれなかったパスが、3バックの端に立つことで復活。前線に構える選手に見事なパスが出るし、メニーナでお互いのことを知っている式田との連携もバッチリで、相手の裏や足元に次々とパスを通していて、彼女の強みが少なからず活きてきたのかなと。

・U20代表の時に見せていた、SBのコースからFWのコースが空いていた時にバチッとバイタルに刺すパスもベレーザで見せてくれていて、これぞ青木夕菜だなあと思って見てました。彼女にはWBでピッチを駆け回って貰うのもいいかもしれないですが、そこは式田が高いパフォーマンスを見せているので、彼女の適役は現時点では3バックの右がバッチリハマってる感じがしました。(余談ですが、なぜか守備の方ではイエローカード貰うなど珍しいなあと感じる一面も。前節の4失点でケツ叩かれて気合はいってたのかな?)

②中盤を活用したプレス回避

・3バックにして、右に青木/左に松岡が入って、中盤には立ち位置を入れ替えながら眞城/須長でボールを引き出して、ボールサイドにアタックしてくる相手を華麗にいなして逆サイドを使ったりと、ディフェンスラインからの繋ぎの部分で配置的に余裕を持ってプレーできる感じになっていたので、前から来た相手に怯むことなく前進できていたように見えました。WBが幅を取れていて、それでいて氏原も式田もゴールに直結出来るくらいいい仕事ができる選手がいるので、相手としてはそっちもケアしないといけないということもあったかもしれないですが、ディフェンスラインから中盤を経由して前進するところに、前節までよりかなり余裕があったように見えました。

・特に眞城/須長の2ボランチは良かったですね。どちらかがアンカーっぽい位置まで降りてCBからボールを引き出せば、もう片方は一列高いところで受けられる。相手からすると「じゃあどっちを捕まえるんですか」という状態を作れていて、2人ともボールを持てるし展開力もあるので、プレスの的を全然絞らせてなかったように見えました。しかも眞城も須長も、メニーナ時代からボールを簡単に失わない安心感がある選手なので、CBも安心して預けられるし、それに合わせて周りも次の動き出しを作れる。この辺は長く一緒にやってきた選手たちならではの連携もあるのかなあ、と外から見ながらニチャニチャ思っていました。

・結局この試合を見て思ったのは、「3バックだから良かった」というより、3バックにしたことで各選手のやることがかなり明確になったのが一番良かったんじゃないかな、ということです。青木は3バックの右から前を見てパスを出せる。松岡も後方からボールを動かせる。朝生も含めて今いるCB系の選手を使いやすそうだし、土光も個人的には4バックのSBというより3CBの右側みたいなところの方が特徴が出そうな気がします。INAC時代にもやっていましたしね。

・前にはWBが幅を取る。中央にはボランチ2枚と1トップ+シャドウ。この辺の立ち位置もかなり分かりやすくて、メニーナから上がってきた選手たちにとっても連携を取りやすそうに見えました。選択肢が増えたというより、「自分はここでこれをやればいい」という整理がついた、という方が近いのかもしれません。

③サイド攻撃がちゃんと怖い

・配置が整理されたことでボールを握れるようになって、良い形で前進できるようになると、やっぱりこの形はサイド攻撃が活きますね。右の式田、左の氏原が高い位置でボールを受けられるので、相手としても中央だけを締めておけばいいという訳にはいかない。雑な言い方をすると、今まで北村がやっていたような役割を氏原が、山本柚月がやっていたような役割を式田ちゃんがやっているようにも見えます。

・そういう見方をすると、式田ちゃんはかなりいい感じ。松永未夢もスピードのある素晴らしい選手なんですけど、縦への推進力という部分では個人的には式田ちゃんに分があるように見えます。単純なスピードだけじゃなくて、ドリブルのリズムがちょっと独特なんですよね。相手を置いていってそのまま縦まで持っていける。現状の右WBとしては、かなり替えの効きにくい存在になってきているように感じます。

・あとはクロスという選択肢を持ってその精度が上がることと、縦だけじゃなくてカットインから自分でシュートまで持っていけるようになると、さらに怖くなりそう。氏原については逆にカットインからのシュートがもう強烈なので、縦に抜けた時の最後のプレーがもう少し上がるとさらに面白そうです。まあ、氏原にそこまで全部求めるのも違う気はするので、個人的にはまずあのカットインシュートを極めて、右足振り抜いたら終わりです、みたいな理不尽な選手になってほしいですけど(笑)

④式田ちゃんも良かったけど、最初の一点がデカかった

・この試合で一番良かった選手を決めろと言われると、それをやるのはちょっと野暮な試合だったかなと思います。ただ、さっき書いたように式田ちゃんの替えの効かなさみたいなものは、かなりビンビンに感じました。そして試合そのものを考えると、やっぱり北村が最初の難しいところをきっちり決め切ったのは大きかったですね。古巣相手、そしてヨドコウ。古巣キラーというよりヨドコウキラー。

・あそこで先に取れたことで試合そのものもかなり楽になったと思いますし、ああいうところを決める選手がいるのは本当にありがたい。一方で、守備面についてはまだちょっと気になるところもありました。

・これは完全に外から見た感想なんですけど、ベレーザの守備って、ボランチが最終ラインまで落ちて危険な場所を埋めたり、誰かが大きくポジションを変えてスペースを消したりするというより、まずはそれぞれが今いる場所で相手と対面して、そこで抑え切ることで守ろうとしているように見えることがあります。もちろん個人の判断で大きくポジションを動かすこともありますし、そんな単純な話ではないんでしょうけど。

・ただ、その分一度配置を外されたり、ボールを失ってカウンターを受けたりした時に「じゃあ一番危険なところを誰が埋めるの?」というところがちょっと曖昧に見える場面があるのは気になります。この試合ではセレッソ側に一気にぶっちぎってくるような選手がそこまで多くなかったので大事にはならなかった印象ですが、もっとスピードや個の強さがある相手に同じ形でカウンターを食らった時にどうなるか。その辺は次の試合以降でしっかり見たいところです。

・交代組では、まず小林里歌子。インアウトにはなってしまいましたが、とりあえずピッチに戻ってきてくれたこと自体がもう嬉しいですね。そして猶本さん。去年は怪我の影響もあってフルパフォーマンスを出せていなかった、今年はかなり状態がいい、というような話をしているインタビューを見た記憶がありますが、確かに今年はかなりいい感じ。めちゃくちゃ乗ってますね。

・井手ひなたちゃんについては、むしろチームとしてやることが整理されたここからが真価を問われるところかなと思っています。個人的にはWBで馬車馬のように走ってもらう姿を一番見てみたいんよ。もちろん3CBの右に入って前へ出て守れるタイプとして使う選択肢もあると思いますが、あの運動量を考えるとまずはWBでどこまでやれるかを見てみたいですね。

・そして今後どうするかですが、別に「3バックこそ正義!!!!4バックは捨てろ!!!!」という極端な話ではないです。勝てるなら4でも3でもいい(笑)ただ、現時点では3バックにしたことで選手それぞれのやるべきことが明確になっていて、今いる選手のリソースも使いやすそうに見えるので、一旦はこの形をドシッと続けてみていいんじゃないかなと思います。

・前節の新潟戦の後には体制そのものも考えた方が……みたいなことまで書いちゃいましたが、この試合を見る限り、少なくとも現体制でまだまだ試してみる価値は十分ありそう。ちなみに新潟戦そのものへの評価が変わったかというと、いや、新潟戦はアホ。あんな試合は二度としてくれるな(笑)。それとこれとは完全に別腹です。

・ただ、この快勝をきっかけに競争が一気にバチバチに激しくなってくる可能性はあるなあと。個人的には須長/式田/松岡のメニーナ組あたりは、トップ昇格へかなり近いところまで来ているんじゃないかなと思っています。そうなると朝生はどこで使うんや?とか、井手ひなたちゃんをどう組み込むのか。中盤には怪我から戻ってくる菅野奏音もいるので、ここからさらにスタメン争いは激しくなる。

・前線だって樋渡、小林、伊藤琴音に加えて、この試合でも結果を残した北村や塩越、そしてパフォーマンスを上げている猶本さんもいる。復帰時期は分からないですが左には池上も構えています。層が厚い。GKも現状は野田になが一番手であることに大きな疑いはないですが、水口茉優のベンチでの振る舞いなんかを見ていても素晴らしいなと思いますし、どこかでチャンスが来る可能性もある。

・そう考えると、この大阪での一勝を起点に、ここから一気に3冠へ向けて巻き返す体制が出来てくるかもしれないな!?という期待がちょっと出てきました。

・で、次はお待ちかねの浦和戦。一度コテンパンにされた因縁の相手なので、今回配置を変えて整理されたベレーザが、強度の高い相手にどこまで同じことをバチバチにやれるのかはかなり見ものやね。今回みたいに眞城/須長を使って前からのエグいプレスを逃がせるのか。WBを高い位置まで押し出せるのか。逆にボールを失った時の守備はどうするのか。

・その次には広島もいますし、セレッソ戦だけ良かったね、で終わるのではなく、ホンモノの強い相手に対してもこの形で戦えるならかなり面白くなってきます。前節の感想を書いている時にはお通夜みたいにだいぶ暗い顔をしていましたが、たった一試合で随分気分が変わるもんですね(チョロいファン)。

・とりあえずスーパーウルトラグレートビッグWIN!!!!

・週末の浦和戦も、この勢いで頼みます!!!!!

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