WEリーグ初制覇の感想

優勝から数日が過ぎて、喜びも少し落ち着いてきたかなというタイミング。

こういう喜びは一発で時間をかけてドンと自分の思いを語ることで、深い味わいを出す記事が書けるのだろうけど、私の場合はXで小出しにチマチマと書いてしまう人間なので、小さめの感想をつらつらと話すだけの記事でもいいかなと。

前日にポエムを書いた訳ですが、まず最初に謝りたいことがあります。

優勝して、「いくらリーグのタイトルパートナーのコーポレートカラーが赤色だからって、トロフィーを赤色にするなんてクソすぎる!!!」と大声で叫ばせて欲しい。

(上記記事より引用)

これ普通に勘違いしてた。WEリーグ特有のあのウネウネっとしたトロフィーじゃなくて新型トロフィーだけが授与されるものだと思ってた。どういうことか旧型と新型のどっちも貰えた。

旧型のトロフィーも授与されてるのを見て「(やべー……ブログでクソとか書いちゃったよ)」と思いました。全然クソじゃないです。赤色のトロフィーになったのに、ライバルの赤色のチームの手に渡らなかったの最高です。ブリッジをして謝罪をする「逆土下座」で謝罪の意思を表明させていただきます。

ということで少し真面目に優勝についてファン目線から振り返りたいと思います。

優勝が決まった瞬間、自分でも「シャー!!!」と声を荒げるものかと思っていましたが、どっちかと言うと「あ、終わった!やったー!よかったー!」ぐらいのテンションでした。というのもアディショナルタイムを計測していて、あと1分残ってたような気がするから。手元の計測が悪かったのかな?

だから、「あと1分なんとか耐えきれー!0失点で終わるぞ!」と思っていた時に、ボールがタッチライン割ったタイミングあたりで長い笛が鳴って、「あれ?オフサイド?なんの反則………あ、終わったのか!やったー!」という感じだった。あとベレーザが3-0でリードをしていて他会場の様子もチェックしていたから、ほぼ優勝は時間の問題だったのもあって爆発的喜びより安堵の方が大きかったかな。

「WEリーグ関連の優勝決定ホイッスル、下手かもしれない問題」は過去にも思ったことがある。WEリーグカップ決勝で国立に行った時、なんかピッチで喜んでるっぽいけど最後のホイッスルが全然聞こえなくて締まり悪く感じたことがある。なんだろう、肺活量の問題でホイッスルが響き渡らないとかあるのかな。

もっと気持ちだけでもシャキッと、そして長めに吹いてくれるといいんじゃないかと思いました。

ホイッスルの話題で関連すると最終戦の笛を吹いた杉野杏紗レフリー、大変素晴らしかったですね。基準がはっきりしていてストレスフリーだった。外から見ていても「まあ、でしょうね」というファールにはきっちりカードと注意で試合をコントロール。ただ倒れたからファールというようなWEリーグお家芸判定もなくノンストレスで試合を楽しめました。

幸菜ちゃんの明らかなファールにすぐにイエロー出したり、ポストを叩くFKに繋がったハンドなど、良いジャッジだったからこそ肝を冷やす場面もあったけど、そのおかげもあってお互いにクリーンなフットボールになったと思います。

調べてみたら、あの憎たらしい平日デイゲームの浦和戦で笛吹いてたレフリーでした。思い出したくない記憶だ・・・。

とはいえ、実際に優勝を経験してみた感想としては、「優勝って意外と身近なところにあったんだな」というのがあるかな。私がベレーザの試合を見始めてからは2年連続で3位の順位に甘んじていて、「どうやったらリーグ優勝なんて出来るんや」という感覚があったので、このペースで勝ち続けていけば優勝っていけるんだなというリズムみたいなのを理解できた気がする。

とはいえ、今季も浦和と神戸が取りこぼしてくれたおかげというのもあったから、来季も優勝を目指すのであれば直接対決はいよいよ勝たないといけないなという思いも強くなってきましたね。ここの2年、特に浦和に関しては勝利目前の駒場で勝ちきれないトラウマ展開が続いているので、来季こそは文句なしで勝ちたいところです。

松田監督がリーグ優勝を達成したのにも関わらず契約満了になったのは、この2クラブに勝ちきれなかったというのもあったと思うので。

Xを見ていると松田監督の解任を惜しむ声もあるようだけど、ファン目線からするとリーグ優勝は素晴らしいとして、2年で逃してきた5つのタイトルの失い方の方が問題だったような気がする。本当は今シーズンの頭で解任されるものかと思っていたけど、2年契約で次の監督を連れてくるだけの金銭的事情とかもあったのかなと邪推するほど去年が酷かったので。

いや、酷いという言い方は良くないか。

竹本(永田)ベレーザがやってきたサッカーとの落差が大きすぎて、じゃんけんで言うところの「グーを出して相手がパーを出してきたなら………もっと大きなグーで相手をぶん殴る!」といったサッカーをやっていて、「チョキを出したらいいんじゃないの?」と思ってしまう試合が多かった印象です。

ただ皮肉なものですが今シーズンは相手が出してきたパーに対して、より大きなグーでぶん殴って勝ちまくれてしまうシーズンだったので「勝ったからヨシ!」と納得するしかないシーズンでした(苦笑い)

結局ファンはピッチで起きた事象しか見られないので勝手なことを言っているだけなので、現場ではもっと違った感想や思惑があったかもしれませんが。

やはり、ベレーザの強さの原点でもあるメニーナのメンバーたちが4-3-3で幅と深さを使いながら、強いグーを持ちながら、時にチョキ、パーの引き出しも持っている秩序立ったチームで全国制覇を牛耳ってきているので、そういったノウハウを無視してトップであるベレーザが全然違うことをやっているのは勿体ないとも思うので、WEリーグ初優勝をなんとかもぎ取れた以上やるサッカーは1回元に戻してもいいんじゃないかなというのが素直な感想です。

また、来年も優勝してくれたらいいな〜!

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